●印刷という概念を愛憎入り混じるまなざしで見つめて長い。自分の描いたものをたくさんの人間へふれまわろうとさえしなければ、描いた人間と受け手でたった一対一のコミュニケーションが完結ができるなら本来不要なものだ。描いた人間と見る人間が同じ紙面を分かち合えるならば、色を合わせるための色校正だって要らない。でも印刷技術がなければ大好きな漫画や小説を読むことができない。たった一枚の完成した絵をたったひとりに届けるだけでは、インターネットがある今もはやほんとうの世界の速さに気づくことすらかないやしない。ままならないよな。
●ありとあらゆる伝達手段について、とにかく“伝達対象人数の多さ”がすべてにおいてネックになっているよなと思うことが増えた。架空の人間を練り上げて何をぶつけたって空を切って向こう側にいる関係のない実在の人間にぶち当たるだけだ。
●何で最近こんなポエムなんだろう?て思うけどまともに打ち込む文章が久々なので思うところのある具象について語るのを敬遠しているふしがあるな。
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