2022/01/15 Category : 頭の日記 220114 ああまだ夜が生ぬるいや ●PEOPLE 1の『怪獣』がとてもかっこいい。ザラっとした自在なボーカルとか、谷山浩子の『ガラスの巨人』のような悲しみのあるテーマと歌詞とかがとても好みだ。かと思ったら別曲の『魔法の歌』なんかは全然違うかんじで驚いた。テクニカルな話で言えば「表現に幅がある」んだろうけど、今のところそういう簡単な言葉で終わらせられるような小手先の感じはしないというか…純粋にすごいなあと思う。 ●新しく知った音楽を聴くのは楽しい。でも新しい音楽を探すのを楽しめるようになったのはここ数年のことだ。むかし本当に好きになった曲は脳に刷り込まれるまで繰り返し聴き込む癖があり、新しい曲どころではなかった(本もそう。好きな本を丸暗記するほど読んでいた)。ボーカルの喉の使い方やスネアの叩く位置が音源のどこでズレるか予測可能になるまで、ベースラインがドレミで歌えるようになるまで、繰り返し繰り返し繰り返し聴き込んでいた。現代の歌ものばかりでなくクラシック音楽でもやっていたけど、特定のCD音源に慣れすぎるといざ胸をときめかせて好きな曲のコンサートに赴いても(初めて聴く奏者だと特に)思った通りの解釈や音の展開じゃないことばかり気にして演奏中に醒めてしまうことが何度かあったのでやめてしまった。 ●私はあんまり自分のことを社会不適合者だと思っておらず、むしろこんなに怠惰な人間なのに一応働いてるし実はすごい適合してるのでは?くらいに思っている。人に挨拶とかもガンガンできるし。ただ、逆に自分の誇れるとこって正規のルートでお金を自分で稼いでるんだぜ?こんなクズなのに!ってとこしかないのも事実(うまく言えないが自分の中では絵が描けるとか楽器ができるとかとはまた別ベクトルなんだよな、なんでだろう)で、要するに、おとなとしての自立のし方というのはきっとそれだけ人の自意識を左右し得る。 PR Comment0 Comment Comment Form お名前name タイトルtitle メールアドレスmail address URLurl コメントcomment パスワードpassword