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ムチムチ

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211111 たまたま

●気持ち悪いのは承知だが人の偏食・あるいは絶食した話(日常の延長線上の範囲内というかたとえば何か作るのに夢中になって…とかのシチュエーションをさすのであって、目的のために食事を抜いたとか断食道場に行った話とかは含まれない)が好きなことに気づいた。気づいたのはつい先ほどなんだけど、思い返してみればヒントはいくつもあった。夫は結婚前はひとりだと平気で1日なにも食べない日がしょっちゅうある(つい忘れちゃうらしい)と言っていた。高校生の時夏はアイスしか食べないと言っていた知り合いのことをピンで一箇所だけ刺すように強烈に覚えているし、昔読んだ中島らもの小説にもお菓子しか食べない魅惑的な女の子が出てきたのが印象に残っている。記憶力に自信がないわりにそういう見聞きした絶食・偏食エピソードはものすごく覚えているのだ。こんなふうに覚えているってことは多分好きなんだと思う。ちなみに私自身は自炊がわりと好き(決して上手くはない)で野菜をまあまあ食べるし、好きなものもそこまで我慢せず仕事が忙しいとき以外は二食きちんと食べる(朝はしょっちゅう寝坊するのであまり食べない)わりと健康的な食生活を送っている。

●余談だが、私の夫は結婚願望のなかった自分がすすんで家族になりたいと思った人物なだけあって自分が好きな・または一緒にいられるような人間のパーツがたくさん揃っている気がする(人に対してこの表現って大丈夫なのか?でも他に相応しい言葉が思いつかない)。下品にならない程度に解明していきたいなと思っている。

●相対性理論のTOWN AGEが元々のファンからは人気がないみたいなことがAmazonのレビューに書いてあって驚いた。相対性理論は全アルバムいいけど私はその中でもダントツでTOWN AGEが好きだ。
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211109 つまんない教科書

●昔からなぜかジブリのアニメーションをかなりリアルだと思い込んでいたけど、そういう印象を受けるのは最小限のデフォルメを用いた線と動きで構成されているせいであってしっかりとアニメ表現の土壌で熟成されたアウトプットなのではと言う気が最近はしてきている。何言ってるかわからんな。簡単に言うとなんだろう。例えば、カメラで撮られた実写映像作品をトレスした2Dアニメとジブリ作品のアニメだったら、前者の方がもちろん『リアル』には寄っているのだと思う。じゃあジブリアニメのことをリアルじゃないとは感じられない。アニメーターの観察力とか線画を書き起こす際の再現力だったりとかによって、まるでそこにいるかのような臨場感を与えられているのだと思う。つまんない教科書みたいな文章だな。でも私はつまんない教科書がけっこう好きだった。

●自分が仕事でやらかした連絡がきて心の中で(アーーーーーーーーーー!!!!)と叫び、泣き言と言い訳が頭の中を流れるタイミングでiPhoneからケンドリック・ラマーの“u”が流れてきた。シンクロしすぎて死ぬかと思った。

211104 逆にね

●架空の生き物はほぼ人型にしか興味を持てず、そのせいで幼い頃はポケモンに現在はあつ森に乗り切れない人生を送っている。人間のデザインした生き物にあまりそそられないのかもしれない。たとえば漫画アニメの人外キャラは魅力的だなと思うけどそれはたぶん設定画としての外観の多様さに心が惹かれている状態にあるだけな気がする。造形として美しい生物をモチーフにした彫刻のオブジェなんかは普通に素敵だと思うがそれはキャラクター・生物として心を惹かれているわけじゃない。ちなみに本物の動物のデザインはかなり好きだなと思う。
そしてこれはかなり誤解を招く表現かもしれないのだけど本物の生きた人間のことは老若男女問わず正直あまり美しいと思うことがない気がする。ごく一般的な範囲で顔がきれいだとか笑顔がが可愛いとかは認識できる、できていると思う多分。芸能人に会ったりしたら美しいと思うんだろうか?でも人間の気配そのものがまず自分には重たくて見た目の美醜どころじゃないという原因もある気がする。
そんな感じなのにいちど紙に線として落としこんでしまうとすべての人間が身体の隅から隅まで本当に美しいから、逆に人の気配という部分的なオブジェクトさえ存在しなければ全ての人間のことを美しいものだと捉えられるのかもしれない。逆に。
あと植物もなかなか美しい。花より茎や葉っぱ木の幹なんかが好きな気がする。
美醜のとらえかたについて他の人がどうなのかすこし知ってみたい。たぶんひとりひとり前提から異なるから安易に比較はできないと思うけど。

●剥いたりんごがすごく甘くて驚いた夫が「りんご美味しかった、今日の記憶ぜんぶりんごになった」って言っててとても愛くるしかった。

211030 生殺与奪の権を他人に握らせている

●定食屋で食後歯に挟まった肉を取るために手を伸ばした爪楊枝、片付ける店員さんにばっちい部分が触れないよう開けたもとの個包装の袋に戻すとき、これは間違いなく無償の愛に分類できるなと思った。

●鼻うがいも点鼻薬も大して効かず鼻水が垂れ流れてくるのでもうこれは副鼻腔炎だろうな……と思いながら2分に3回くらいの頻度で鼻を噛んでいる。鼻が悪いと必ず思い出す、2年前の正月に義実家に泊まったとき私がティッシュ一箱を使い果たすほど洟を垂らすものだから姑さんに車で年末年始でもやってる耳鼻科に連れて行ってもらうという大迷惑をかけた日のこと。結婚して初めての年越しでブーブーブーブーブーブーブーブー洟をかみまくる嫁にも優しい姑さんだ。正直言って実母より優しい。
しかし本当に自分は冨岡義勇に助走つけて殴られてもおかしくないレベルで周りの人のやさしさに生かしてもらっていると常々思う。冨岡義勇みたいな強い人に助走つきで殴られたら即死してしまう。

●ちょっとしたお祝いでロティサリーチキンを食べに行った。おいしかった。皮がパリパリの鶏肉っていいよね。でもそれ以上にさり気なく頼んだモンブランとバスク風チーズケーキが甘すぎずめちゃくちゃ美味しくてびっくりした。
https://www.ukai.co.jp/lepoulet/
これからはリンクとかちゃんと貼ろうと思う。

●大手町駅らへんを歩いているとなんとなくこれが頭に流れる。ヒャダイン氏がこの曲を解説している動画が面白かったんだけど見つからない。
https://music.apple.com/jp/album/tokyo/1460777922?i=1460778061

●今週はフォロワーさんから盛り上がりが伝播して東京事変祭りだったのだけど『赤の同盟』のPVに目を引かれた。なんかこううまく言えないんだけどカメラの揺れとか(編集で触ってるにしても)、一曲をすべてひとりがプロデュースするアマチュア作品ではよく見られるようになったけど、おそらく色んな外注が関わるであろうプロの旧来の分野ではなかなかやれなかった演出じゃないかな〜と思った、けどもしかしたらビジュアル系なんかでは普通にあんのかもしれない。よくわからない。とりあえず事変では珍しいなと思った。

211027 腰が痛すぎる

●しんどいけど死にたくなかったとき、昼休み5分で飯を済ませて残りの55分は喫茶店でタバコを7本まとめて吸いながらしいたけ占いをひたすら読み込むというなかなか狂っていた時期がある。手相占いとか姓名診断はどうせ結果が悪いのでいまでもあまり好きじゃないのだが、星座占いや誕生日占いはロマンチックで好きだった。あの占い今どうなってんだろうとひさびさに下半期の占いを見てみたらあいかわらず引くほど当たっている。占い当たってるのって気のせいらしいよって言ってくる人、無粋に感じるけどたんに多分占いが嫌いな人なんだろうと思う。私も姓名診断させてって言われたら多分同じようなかわしかたをするので。ちなみに血液型占いも好きじゃない。仲のいい友だちや夫が軒並みB型なので。

●頭を使わない仕事中にはヒップホップを聴いているのだが英語に疎くてもなんとなく聴き取れる、こう、他者の尊厳を根こそぎ燃やしつくさんとする表現を用いているのが。自分の脳がそのことばじたいの是非を問うレイヤーにいないとき、単なるパワーワードとして内実を伴わずその額縁だけが耳に残る。50年前のアメリカのストリートではこれらが銃の代わりにブレイクダンスとともに行き交ったらしいですよ。私が聴いてるのはケンドリック・ラマーなのでこの話はこれでおしまいなんだロック。

●腰が痛すぎる。

211024 ネヴァーキャッチミー

● 土曜、私がゴロゴロしてるタイミングで洗濯が終わったので悶え苦しみながら「干さねば…干さ…ねば…ナ…ナーウ…ナゥゴー…」って徐々に猫のダミ声を混ぜてカクリと横たわったら夫が「猫堕ちした…」と言いながら全部干してくれた。そのあと本当に寝落ちて六度寝した。なんて妻だよ。

●某番組で有名になったアマン東京のジュースを所用で手に入れたかった一昨年くらい、ネットで探せど探せど通販がなかったのでかなり忙しいタイミングでわざわざホテルまで買いに行った覚えがあるんだけど今フツーにネットで買えるんだな。悔しい。人にあげたから味は知らない。

●Flying Loatus(feat.Kendrick Lamar)の“Never Catch Me”、2013年か2014年くらいリリースの名曲でPVもかなり評判になったようなのだけど自分はわりかし最近知って、ほんとうに抉られるほどキラーチューンで、リリース当時これを知ることのできなかった世界線にいるのか今の自分は…と絶望するほど好きだ。ベースは超絶技巧なのにピアノがちょっとたりてない感じなのとかクラップ音がデジタルなのとかもなんか荒削りな印象でかえって好きだ。自分の好みをざっくりいうと渇いててシリアスな曲が初見(初聴?)で昔から刺さりやすい傾向にあるっぽい。いまはすっかり馴染みのSmashing Pumpkinsを好きになったのも中学生の頃兄弟のMP3プレーヤーで聴かせてもらった“Disarm”という曲がきっかけだったし。

211020 剥製

●月曜の日記を書き溜めて放置してしまったらもうライブ感がまったくない。たった2日前のことなのに不思議だ。だからといって昨日なにを考えていたかもうあんまり覚えてない。モブサイコアニメ3期が決まったこと以外は。モブサイコ3期おめでとう。

●好き嫌い問わず大抵の作品を博物館の剥製と似た気持ちで眺めているので、好きになったコンテンツをリアルタイムで熱心に追うのにあんまり慣れていなくてボーッとする。絵というのは描かれている一筆一筆その瞬間がいちばんの旬で、インクが紙に乗ったら誰がなんと言おうと描かれたものは過去だと感じる。人に見られることがそれなりの意味を持つ大衆文化に対してそんな感性を持つのはたぶん見当違いも甚だしいので異論を認めるしかない。でもさ〜、新しいものは尊ばれやすいけど過去がなきゃなにひとつ積み重ねていけないし剥製だってたぶん剥製になるまでの過程が凄いから博物館に飾られるのだ。知らんけど……この文章も投下したら過去だ。

●何回見ても死ぬほど笑う。
https://twitter.com/pigamo_dayo/status/1302529233944678402?s=21

211017 骨

昨日、ハモや松茸が中心の和食のコースをいただいてきた。外でちゃんとした(美味しそうなところを調べて高級でなくともコースを予約して行くようなたぐいの)和食を食べることじたい一年ぶりで、一品一品ていねいな味わいと香りに出来上がっているそれらすべてを迎え撃つ感じも久しぶりで、もう泣けるほど美味だった。ハモは関東ではあまり聞かないし自分もデパ地下で半額になっていた蒸したやつを一口もらったことがあるのみで(出会い方も悪かったな)まあそのときはピンとこなかったんだけど、昆布締めにした刺身なんかは口から消えてしまうのが憂鬱なくらい美味かった。ハモの刺身って珍しいのではと思っていたらかの魚は骨の本数が多いだけでなく構造が複雑らしく、職人は身がダメにならないよう手を氷水で冷やしつつ細心の注意を払いながら骨を抜くのだそうだ。プロ意識に支えられてこんな美味しいものが食べられるのだなあと思った。あと骨のくだりは将太の寿司で読んだのを思い出した。将太の寿司にはなんでも書いてある。ちなみに今日は中華を食べてきた。元気だ。モブサイコ公式のカウントアップが終わっても多分大丈夫、何がきても生きられる。

●今は解散してしまったが、ふくろうずの『砂漠の流刑地』という曲が好きで十年ちかくずっと聴いている。サイケデリックでちょっとおかしなPVもいい(好きなものをひとことでまとめるの苦手だ〜けど今はサウンドと歌詞について思い起こしているから割愛)。かんたんに世界と自我を行き来できる思考の手軽さは少しずつ視界から失われていくけど私は今のところ経年による変化がそこまで怖くない。変化は受け入れていけるけど疲れることもあるからずっと大切に胸にしまっておける音楽があるというのは良いことだなと思う。

20211015 キッスゥのシーン

すでに一度ツイッターで書いているんだけどまとめておきたい、ただし身内ネタすぎてツイートで何度も言うのは憚られる、しかし文字に起こすと偶然にしてもちょっと怖い(そして気持ち悪い)話。学生時代からの友人と現在同じカップリングにハマっている。当時その友人は某サッカー漫画の影山という人物を推していて、その頃私は田井中律(けいおん)にハマっていた。まったくカテゴリも違う作品だったし、そもそもキャラの愛し方も全然異なっていた。そんなふうに絶対に交差することのない線どうしだと思っていたのに、その十年後まさか『影山律」という全てを兼ね備えたキャラクターにあれよあれよと収束していくだなんて誰が思っただろうか。助けてほしい。ちなみに七年ほど前には私は別の友人と同じカップリングにハマっていたしやっぱりリレー漫画も描いていた。人って変わらないな。

●某アメコミ主人公が両性愛者と公言された関連の話題で「同性どうしのというかそもそも異性愛だろうがキスシーンが嫌だ」みたいな主張をしている(もちろん論旨からはズレている)つぶやきを見て、そういえば自分は小さい頃ディズニーアニメ(白雪姫とか眠れる森の美女とか)のキスシーンが嫌いだったことをなんとなーく思い出した。ひとりで観るときは飛ばすなり目を逸らすなりすればよかったがキスシーンだけ下手にリアクションをとると一緒に観ている目敏い母親に恥ずかしいの〜?とかやたら揶揄われるので、キスシーンが近づくといかに自然に観ずにやり過ごすかで緊張しながら観ていたのを覚えている。そんなんだったのでいかに素晴らしい作品でもキスシーンがあるかぎりディズニーは観なくなった。トイストーリーとかは好きだ。トイストーリーキスシーンあったっけ?あったとしても運命のロマンチックキッスゥみたいなやつじゃないと思うので平気。そうたぶん運命のロマンチックゥなキッスゥみたいな演出が苦手だったんだな。

●それはそうと少なくとも個人間においてのマイノリティからの性的指向のカミングアウトはひけらかしではなく前提を共有していない相手を驚かせないためのせめてもの気づかい・譲歩の意味を含むこともある、ということはもうちょっと知られているものだと思っていた。これは一部のやさしくない異性愛者への皮肉です。

性自認から連想される身近な出来事として、夫は驚くと自然と女装家のような愛らしい高い声が出るのに対し私は足を踏まれた50代男性のようなたくましい低音が出る。足りない頭で連想したので性自認に関係あるかは知らないけど。

211013 誤読、ノイキャン、あがり症

『ティモシー・シャラメに見惚れる注目の大作3選!』ってタイトルのLINE配信が届いたのでオッと思って開いたが別にティモシー・シャラメの出ているすごい作品が3作品紹介されているわけでは全然なかった。誤読させやすすぎだな。

● 会社から帰ってきてエアーポッズつけて音楽かけたままサラダ作ってたんだけど、夫が帰ってきて背後に立っていることにまったく気づかないまま2分くらい米津玄師を熱唱していたらしい。ノイキャンえぐい。

● ドリカムの『やさしいキスをして』、文字列を見かけて聴いてみたけど神のようなメロディと極上の歌声とおそらくリリース当時としてはこの上ないアレンジですごいな……。そういえば吉田美和は極度のあがり症だと聞いたことがあるけど全然そう見えないからすごい。小学生の作文みたいだね。

●いっこ追加。『おとなの掟』の大サビのベースラインのストリングス、改めて聴くとマジでアツくない?ビビビビビなった

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